診療案内

一般歯科

一般歯科とは、虫歯の治療・歯肉炎や歯周病の治療・歯石取り・義歯の作成・検診など保険診療の範囲内で行われる治療がメインとなります。

「歯や歯茎に違和感がある」「食べ物が噛みにくい」「熱いものや冷たいものがしみる」「頬の内側を噛んでしまう」など気になる症状はありませんか? 歯医者=虫歯になったら行くというイメージをお持ちの方が多いとのではないかと思いますが、痛みが出る前に治療することで、健康な歯をキープし気持ちのよい口内環境に整えることができます。ちょっとした違和感から、必要な治療の早期発見につながることも多いのです。

当院では、お客様とお話する時間を大切にしています。治療に入る前には口内写真を撮り、一緒に見ながら説明し、ご要望もお伺いいたします。症状、治療、費用、期間など一つひとつ丁寧にお話するなかで、患者様との信頼関係を築いていけたらと思っております。

ホワイトニング

薬剤を用いて歯を白く漂白する治療法をホワイトニング(ブリーチング)と呼びます。歯が黄ばむ原因は、加齢や生活習慣の他に遺伝も関係するといわれています。歯を削って人工物を被せるのではなく、ご自身の歯をきれいにしますので、雰囲気もナチュラルですし天然歯を痛めないのが特徴です。

ホームホワイトニング

当院のホワイトニングのメニューは「ホームホワイトニング」です。ご自宅でのセルフケアで、きれいな白い歯が甦ります。ホワイトニングには過酸化水素を主成分とした薬剤を使うのですが、成分の強すぎない薬剤で徐々に歯を白くしていきますので、薬剤による歯へのダメージがないところが魅力です。普段、知覚過敏でお悩みという方も安心してホワイトニングしていただけます。また、急激に色が変わって周囲に気づかれてしまうといった心配もないので、人と会うお仕事をされている方や学生さんにも好評です。

治療例

Before

After

メニュー

期間 3~4週間
来院回数 5~6回
対象部位 上下20本
価格 40,000円(税別)

ホワイトニングの流れ

1回目

口内の診査とレントゲン撮影の後、歯石除去を行ないます(保険適応)。ご希望の色味など目指す方向をカウンセリングします。着色汚れを取り、歯のクリーニングを行ない、歯の色調(シェード)を確認します。最後に上顎の型を取りトレーを作成します。

2回目

出来上がった上顎のトレー、薬剤1本をお渡しします。3~4日間ほど上顎のみホワイトニングを行なっていただきます。

3回目

知覚過敏の症状やアレルギー反応を確認します。問題なければ下顎の型を取り、トレーを作成します。

4回目

出来上がった下顎のトレーと薬剤をお渡しします。

5回目

プロフェッショナルケアトリートメントと呼ばれる専門的な歯のクリーニングを行ないます。歯の色調(シェード)を確認します。きれいになった歯にフッ素を塗布します。その後もきれいな歯をキープするため、自宅用のトリートメント剤をお渡しします。

ホワイトニングの注意点

妊娠中、授乳中の女性や18歳未満の方、エナメル質形成不全症の方は、ホワイトニングには向いていません。なお、人工歯の方、虫歯・歯肉炎・歯周病がある方はそちらの治療を優先し、完治後、ホワイトニングを行ないます。

ホワイトニングのQ&A

Q

1度でどれくらい白くなりますか? 

A

ホワイトニングは歯を削らない、麻酔をしない、痛くない、という多くのメリットがある治療法ですが、時々自分の歯がホワイトニングを受けると、真っ白いお皿のような色になると思い込んでいる方がいます。

ホワイトニングで得られる歯の白さは、あくまでその方の歯の色合いから徐々に白くなりますので、真っ白にはならない方も多いです。どのくらい白くなるかは個人差がありますが、ホームホワイトニングでは実施時間、方法にバラツキがありますが、2週間行ってもらうと回りの方が見ても白くなったと言われると思います。

Q

どんな歯でもホワイトニングはできますか?

A

次のようなケースは、ホワイトニングに向きません。

1. ホワイトニング部位に虫歯がある場合や重度の歯周病がある場合
ホワイトニング薬剤が虫歯や歯周病などの疾病部位に付着した場合、症状を悪化させることもあるので、治療を優先させることになります。

2. エナメル質に亀裂が入っている場合
歯牙破折の原因になります。

3. 重篤な変色歯
青みの強いダークグレー、ダークブラウンはホワイトニング剤に反応しません。 継続すれば、明度は上がりますが、色が白くなることはありません。

4. セラミック・金属・プラスチックなどの人工の歯
瀬戸物のお皿や金属の食器を洗うことが出来ても、漂白することはできないように、人工の歯の変色は汚れをクリーニングで除去するか、作り変えるしか方法がありません。 ホワイトニングはあくまで神経の生きている歯に反応します。

5. 歯の神経が死んでいる場合
多少は、白くなりますが、ホワイトニングはあくまで生きている歯に有効な方法です。神経が死んだ歯を白くする方法として、ウォーキングブリーチという手法があります。 歯の裏側に穴をあけて、そこにホワイトニング薬剤を流し込みます。確実に白くなりますが、神経の無い歯は脆く、しかもそこに穴をあけて薬剤を 流し込むため、ガスが溜まりやすく破切のリスクが大幅に増えるのであまりおすすめできません。

Q

ホワイトニングは歯にダメージはないのですか?

A

結論からいうと、問題はありません。
ホワイトニングの基剤である過酸化水素は、米国食品医薬品局(FDA)でも成分の安全性を保障しており、ホワイトニング剤自体は、その安全性をADA(米国歯科医師会)が認めています(全ての製品がADAマークではありません)。

これまでホワイトニングが先行しているアメリカで、数千万人が体験していますが、事故報告は1件もありません。
但し、エナメル質の表面に微小な形態変化を与えることは事実です(電子顕微鏡レベルでの変化)。歯は通常、カルシウムとリンが飛び出す脱灰と、再び元に戻る力である再石灰化を繰り返しており、そういった意味では、ホワイトニングによる歯の形状変化はダメージの範疇に入るものではないと考えます。

低濃度の過酸化水素であれば、作用は歯のエナメル質の4%を占める有機化合物の色素を分解することに能力が費やされ、エナメル質の96%を占める無機化合物には影響を与えません。ただし、過酸化水素の濃度があまりにも高かったりした場合には、エナメル質の無機化合物にも影響を与える恐れがあります。

口腔外科

口腔外科とは外科的な処置が必要な治療全般を指します。よく知られているケースは、親しらずの抜歯です。

「歯並びがわるくなってきた」「顎や頭が痛い」「奥のほうが痛い」などの辛い症状は、じつは親しらずが原因ということも多いものです。目には見えなくても、歯茎に隠れている親しらずが悪さをしている場合もあります。人間の歯は一生動き続けるといわれており、親しらずが生えていることで他の歯を押し、歯並びがわるくなったり、噛み合わせに支障が出たりするのです。歯並びや噛み合わせは姿勢にも関わりますので全身症状となって現れる恐れもあります。

当院では、歯科用CTで親しらずの状態を分析します。向きはどうか、深さはどうかなど、丁寧に分析します。親しらずの状態次第で、より複雑な口腔外科治療が必要となるケースもありますが、その際には口腔外科専門のクリニックと連携しておりますのでご安心ください。

レーザー治療

当院では、最先端高度医療機器である炭酸ガスレーザーを用いて「痛みの少ない」歯科治療を行なっております。口内の細菌を死滅させ、口内環境を整えることができます。

このような治療に効果を発揮

歯質を強化、小児の虫歯予防、知覚過敏症の痛みを緩和、治療対象の歯の根管の中の殺菌
歯茎 歯肉や切除・切開、膿瘍の除去、歯周病の歯肉改善、腫れた歯肉の治癒促進、歯肉の黒ずみの原因となるメラニン色素の除去
顎関節の痛みを緩和
口腔内 口臭予防、口内炎や口角炎の鎮痛、義歯装着時の痛みの緩和

予防歯科

健康な歯を保つには、早期発見と早期治療が大切です。痛みとなる前の違和感の段階で治療できれば、歯を削ったり失ったりするリスクも避けられますし、何より治療費を抑えられ治療期間も短縮することができるのです。また、当院では「治療が終わっても一生予防しましょう」とお声がけしています。定期的にメンテナンスを行ない、せっかくきれいになった歯を一緒に守っていきましょう!

メンテナンスの内容

1検査(正しい診断のため)

2進行度合いチェック(歯・歯肉・義歯の状態などを確認)

3噛み合わせをチェック(不自然に力がかかる場所がないかを確認)

4歯のクリーニング(歯石や歯の表面の汚れを丁寧に取り除く)

メンテナンスの頻度

当院では3ヶ月に1度のメンテナンスをお勧めしています。もし何か見つかった場合でも元の健康な状態に戻りやすいという理由からです。矯正治療・入れ歯・歯周病の方など、必要に応じて頻度はまちまちですが、1ヶ月や2カ月といった頻度でこまめに通院していただくことは口内環境を整えるという意味でも素晴らしいことです。

メンテナンスのお知らせ

現在、「ハガキ」もしくは「メール」にてメンテナンスのお知らせをしております。痛みなどの症状がないと歯についてはうっかり忘れがちですが、ご来院のタイミングをお知らせいたしますので忘れることなく通っていただけます。

口臭治療

私たち人間には、誰にでも口臭があります。朝起きた時や空腹時に自分の口臭や口の中のネバネバが気になるという方もいらっしゃるではないでしょうか。時には極度の緊張が口臭を引き起こすこともあります。自分で気になる程度でしたら問題ないのですが、周囲の人にも不快な臭いが感じられるようなケースでは、歯周病や虫歯といった口内トラブルが口臭の原因であることが多いのです。

「子どもや孫に口が臭いといあわれた」「話していた相手に顔をそむけられた」「歯磨きをしてもにおいが改善しない」といったきっかけでの受診が多くあります。

当院では原因を治療するとともに、歯のクリーニングで歯の汚れを落とし、炭酸ガスレーザーを用いて口内細菌を死滅させて清潔に保つという治療を行ないます。口臭は劇的に改善され、吐く息がとても清々しく感じられるようになります。

入れ歯

歯を失ってしまった部位に人工的な義歯を入れるのが入れ歯です。抜歯後の傷口が治り、支える歯の治療が終わった後に、入れ歯を作成します。歯と歯茎の型を取り、一人ひとりの形状に合わせた入れ歯を製作します。入れ歯を作る時だけでなく、その後の噛みあわせの調整まで丁寧に行なっております。痛いところ、なじまないところ、食事や会話が心地よくできるかなどもしっかりチェックしていきます。

保険診療と自費治療の違い

保険が適応されるものにはワイヤーが入っていません。そのため入れ歯の土台となる部分が分厚くなり、それが違和感となるケースも多いもの。薄さを求めて土台を金属にした「金属床」、ぴたっと密着させるために磁石を埋め込んだ「マグネット義歯」、バネが外からは見えない「ノンクラスプデンチャー」といった機能性の高い入れ歯も各種取り扱っております。

小児歯科

当院では小さいお子様でも安心して治療を受けていただけるよう、保護者の方が同伴できるユニット(治療スペース)となっております。赤ちゃん連れの方でしたら、ベビーカーをそのままユニット横まで入れることができます。楽しくリラックスした状態で治療を受けていただけるよう対応にも配慮しております。また、虫歯の治療を行なうだけでなく、お子様に歯ブラシでの磨き方を指導したり、保護者様にフロスの使い方をお教えしたりと、予防にも力を入れています。

MIペースト

MI(エムアイ)ペーストとは、ミルク由来のミネラルを豊富に配合した歯を強くするクリームです。歯磨き後に歯に塗布し、パックをする感覚で歯に必要なカルシウムとリンを補います。成長期にはお子様の歯もぐんぐん成長しています。生えてくる永久歯を丈夫に保つためにも、ミネラルを補い口内を中性に戻すMIペーストを使ってケアしましょう。当院受付にて取り扱っております。